もうひとつの"湯布院"-旧湯平村-

もうひとつの湯布院-旧湯平村-

湯平温泉とは

湯平温泉は由布院駅から車で30分ほどの場所にあります。川に沿って小さな旅館が密集するように林立する小さな山間の温泉街です。川の横に沿う道は石畳でできており、湯平温泉独特の風情を醸し出しています。よく関東の伊香保温泉も引き合いに出されますが、こちらは階段でなく坂道でクルマも通ることができます。

湯平温泉の起源は鎌倉時代です。もともと湯平温泉は湯治場として有名であり、放浪の詩人「種田山頭火」を始めとした文学人も多数訪れたほど由緒ある温泉です。

温泉最盛期と衰退

最盛期は明治~昭和初期にかけてで、かつて別府温泉に次いで大分県で2番目の集客力を誇り小さな温泉街は観光客でごった返していたそうです。このころは湯治が温泉の楽しみ方として広く普及していたためで、「西日本の湯治場の横綱」に認定されていた湯平の温泉場を目指し多くの人々が湯治場を訪れました。

しかし、1955(昭和30)年の由布院町との合併で湯平村が湯布院町に組み込まれたことが湯平温泉に大きな影響を与えました。湯布院=由布院温泉というイメージが定着し、湯平温泉は次第に由布院温泉の陰に隠れるようになっていきました。同時に、湯治を行う文化が希薄化し湯平温泉へ訪れる人が激減してしまったのです。

さらに、鉄道九大本線や九州横断自動車道路、大分自動車道路の開通に伴いアクセスが容易な由布院温泉に比べ、山間部の湯平温泉は交通が不便なことから、客足が遠のく要因になりました。また駐車場数が少ないこともこの状況に拍車をかけていると言えます。

再び息を吹き返しつつある湯平

しかし、近年再び湯平が脚光を浴びつつあります。宿泊客は年々増加傾向にあります。石畳の通りを若いカップルが歩いている光景も多く見受けられるようになりました。これは、宿泊のニーズが個人客へと変化してきたこと、観光地として脚光を浴びなかったことが逆に昭和始めの温泉街の雰囲気を残すこととなったといえるでしょう。また、旅館後継者として相次いで若者が地元に帰ってきたことも大きなプラス材料となっています。

湯平温泉の特徴

湯平温泉は、江戸時代に作られた石畳の坂道、その横を流れる花合野川(かごのがわ)、そして温泉全体をやさしく包む山の自然によって形成される癒しの空間です。もともとの湯治場の雰囲気を色濃く残しており、商店等が増加した由布院温泉に比べゆっくり過ごすことが出来る温泉地なのです。

また、街中に点在する5つの共同浴場も湯治場としての雰囲気を盛り上げています。しかし、やはり気持ちがいいのは実際に入浴することです。川のせせらぎを聞きながら湯船に浸ると時間がスローモーションのようにゆっくりゆっくり流れていきます。各共同浴場の距離は非常に近いので、すべての浴場に入浴してみるのもいいかもしれません。

湯平温泉に訪れますと、若い観光客が多いことも納得できます。時が止まったような、懐かしく心やすらぐ空間。誰もが「ゆっくり身を休める」ための"温泉地"です。

湯平まで足を伸ばされてはいかがでしょうか。

交通アクセスは国道210号線から県道537号線に入り、しばらくすると湯平温泉の温泉街入口が見えてきます。公共交通機関の場合、湯平駅から「亀の井バス湯平温泉行き」に乗り10分で到着いたします。

また、季節によっては2ヶ月ほど土曜日曜に昭和42年製のボンネットバスが由布院駅から湯平温泉まで走っています。そちらも味がありますので是非お乗りください。

たまには由布院からちょっと足を伸ばして、「何も無い」中で自然にどっぷりと浸れる湯平で時を楽しんではいかがでしょうか。

湯布院生産者一覧

湯布院 燻家の手づくりスモーク

湯布院燻製工房 燻家(いぶすけ)。大分県産の肉を使い湯布院で作られる自家製スモークは、手づくりで丹誠をこめて丁寧に作られています。

artegioの粒マスタード

マスタードの実をつぶさず丸ごと使い、プチプチした食感を出しています。マスタードな味付けで食べやすく、そのままでアクセントになります。サラダにマヨネーズと和えても美味しいです。

フローラハウスの玉葱ドレッシング・玉葱酢

「風のハルカ」ハルカお婆ちゃんのお店で有名な「フローラハウス」さんの玉葱ドレッシングと玉葱酢。すぐに完売してしまうため、なかなか店頭でお目にかかれない商品です。

うらけん牧場チーズ・ヨーグルト

湯布院うらけん牧場さんのこだわりチーズとヨーグルト。想像以上に濃厚な味わいのチーズは、チーズ好きの舌をもうならせる逸品です。

湯布院角打屋のこりこりジューシー地鶏・地鶏みそ

厳選した地鶏の手羽先のみを使用した「こりこり地鶏」と、そのままご飯にのせても、おつまみにしてもおいしい「地鶏みそ」。